令和8年の年頭にあたりご挨拶を申し上げます。
 今は亡き作家の井上ひさしさんは、よい文章の書き方を尋ねられて次のように答えています。
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに」
 まさにやさしくて深い至言ですが、この言葉は精神科の診療にも生かすことができます。
困難な状況で行き詰まっている時に、難しいことをできるだけ単純に、多少のユーモアを持ちながら考えてみると、頭の中が
整理されて糸口がみつかるかもしれない。
 気の重くなるような出来事が多い時勢ですが、今この瞬間この場所で私たちができることに全力を尽くし、一人一人の方に
真摯に向き合っていきたいと思います。
 本年もよろしくお願いします。
理事長 / 院長 土屋 潔